後半、鹿島学園が徐々にボール保持の時間を増やしゴールに迫る。MF13番須田千聖が再度を制しPA内でシュートを放つがブロックされる。左サイドをショートパスで崩し左SB5番井上瑠がクロス。DFに当たりこぼれたボールに6番深貝陸がフリーでシュートするが惜しくも左に外れる。

 鹿島学園の6番深貝がボールに触る時間が増え始めた20分に試合が動く。カウンターからFW10番橋口凛樹がPA内に進入しDFと1対1をドリブルで仕掛けるとDF足に当たったこぼれ球を上手く拾ったMF16番柳田慈英がゴールに流し込み待望の先制点。

 1点を追いかけるジュビロ磐田U-18は10番伊藤を前線へとポジションチェンジしゴールを奪いにいく。対する先制点を奪った鹿島学園は、24分、GKがキャッチしたボールを4秒以上保持したと判定されPA内で間接FKを与えてしまうが、このピンチを全員で見事に守り切る。結局試合はこのまま、鹿島学園が逃げ切りに成功し、1-0でジュビロ磐田U-18を下した。

(文・写真 佐々木竜太)