後半、最初のチャンスは浦和レッドダイヤモンズユース。後半8分、6番萩原拓也が左サイドを突破しクロス。中央で14番井澤春輝が合わせるも、ボールはポスト直撃、ゴールとはならない。その後も左サイドを中心に攻め立てる浦和レッドダイヤモンズユースが、遂に反撃の狼煙をあげる。同16分、中央で受けた14番井澤春輝が寄せられながら粘り、相手を押さえ込み豪快に蹴り込みゴール、1-2とする。清水エスパルスユースも同19分、3番伊藤研太のクロスを9番平墳迅がフリーで合わせるものボールはゴール上へ外れる。押し気味に試合を進める浦和レッズユースだったが、バックパスのミスからコーナーキックを与えてしまう。同28分、清水エスパルスユースは相手のミスで得た左コーナーを浦和レッドダイヤモンズユースディフェンスがオウンゴールによって3-1と突き放す。

 終盤、選手交代を駆使し攻勢に出たい浦和レッドダイヤモンズユースだったが、清水エスパルスユースの個人技に苦しむ。前線を厚くしロングボールを多様するも、スコアを縮めることが出来ず、試合はこのまま終了。敗れた浦和レッドダイヤモンズユースは降格争いから抜け出せず依然厳しい状況が続く。一方、アウェイで勝ち点3を獲得した清水エスパルスユースは、同日午前に暫定1位に立った青森山田(青森)を抜き首位へ返り咲いた。

 

(文・写真 甲斐雅人)