石橋未宇が先制弾!正智深谷が狭山ヶ丘を破り関東大会へ

 埼玉スタジアム第二グラウンドで4月29日(土)、平成29年度 関東高校サッカー大会 埼玉県予選準決勝、正智深谷vs狭山ヶ丘の一戦が行われた。

 

 立ち上がり、お互い硬い入りも、正智深谷5番孫大河のロングボールや9番須々田宗太の展開力で徐々に正智深谷がリズムを掴んでいく。試合が動いたのは後半の14分。途中交代で入った正智深谷15番石橋未宇が躍動する。裏へ抜け出した15番石橋未宇へ絶妙らロビングパス。狭山ヶ丘DFを片手で押さえながら左足でふり抜いたシュートは逆サイドネットへ突き刺さる。正智深谷が待望の先制ゴールで1-0とする。

 狭山ヶ丘も選手交代を駆使し、サイド・中央と何度も突破を試みるも、正智深谷の鉄壁の守備をこじ開けることが出来ない。終盤には、狭山ヶ丘GK1番青木祐太がコーナーキック時相手ゴール前まで上がり、ヘディングに成功するも正智深谷DFに阻まれる惜しいシーンも。そんななか後半38分、正智深谷5番孫大河のロングボールに裏へ抜け出し反応したのは1年生ながら途中出場の26番波多野晟愛。キープのこぼれ球を6番木藤皇成が拾い、右で待っていた15番石橋未宇へ。ワントラップし、落ち着いて左へ蹴り込まれたボールは狭山ヶ丘GK1番青木祐太が反応するも手をすり抜けて左隅へゴール。2-0と突き放す。試合はここで終了。

 翌日の決勝戦と関東大会出場の切符を手にしたのは、正智深谷。堅守速攻を武器に、正智深谷が関東の舞台で活躍する姿が楽しみだ。


(文・写真 甲斐雅人)