後半も三浦学苑が攻撃の手を緩めない。後半18分、右クロスを中で受けたFW12番松尾凌我がキープから体をひねりシュートも、関東一GK1番北村海チディがまたしてもファインセーブでゴールを割らせない。再三のファインセーブに救われた関東一だったが同20分。中盤でのパスミスを三浦学苑に拾われ、FW12番松尾凌我がドリブルを開始。力強く1人2人と交わしゴールまで突き進み、中央ペナルティエリアのやや外から右足で左隅に叩き込み、三浦学苑が待望の先制点を挙げ1-0とする。同31分、左サイドで受けた関東一FW9番村井柊斗が右足で中央へ仕掛ける。三浦学苑DFを置き去りにしシュートまで持ち込むも、ボールはゴール右へそれる。終盤、三浦学苑は高い位置でボールをキープし、上手く時間を使い関東一に攻撃の機会を与えない。試合はこのまま終了し、勝った三浦学苑が、6月4日の準決勝へコマを進めた。

(文・写真 甲斐雅人)