後半、立ち上がりから國學院久我山が牙をむく。後半1分、中央の崩しからFW13番北澤快が決め4-2。同3分、右クロスをFW18番鵜生川治臣が頭で合わせてリードを3点に広げる。直後の同7分、中央から約30mのミドルシュートをMF14番三富嵩大が豪快に突き刺し6-2。國學院久我山の怒涛の攻撃はさらに勢いを増し、同10分、右コーナーキックをMF11番木下陽が頭で合わせて7点目を奪取すると直後の同12分には中央の崩しからFW9番永藤楓がゴールキーパーを交わしゴール。同13分、中央スルーパスにFW18番鵜生川治臣が反応し落ち着いて決めて9点目を奪う。その後もMF11番木下陽、さらにFW18番鵜生川治臣がこの日3点目となるゴールを決め、リードを9点に広げる。

 9点のビハインドとなった日大豊山だったが、試合終了間際にDF16番高谷颯太からの國學院久我山ディフェンスラインの裏に出たロングボールに反応したFW9番杉原大樹が落ち着いて決め、1点を返す。しかし、このまま試合は終了。11-3で國學院久我山が勝利しT1リーグの実力を見せつける形となった。勝った國學院久我山は5月28日の1次トーナメントブロック決勝で都立高島と対戦する。

(文・写真 甲斐雅人)