開始と共に相手を押し込むのは、都立東久留米総合。チャレンジャーとして都立の強豪に挑む国際基督教大高は受けに回ってしまう。前半15分、都立東久留米総合は左サイドの5番上山からのクロスに反応した2番島村がヘディングで合わせる。しかし、これはゴール外に外れる。国際基督教大高は我慢の時間が続くも、9番山中が相手の中盤の一瞬の隙をつきボールを奪い、10番高田へと繋ぎ、惜しい形を作る。前半22分、ゲームが動く。都立東久留米総合が右サイドで8番三上、7番小野寺と繋ぎ、逆サイドの6番阪にスルーパス。これに反応した6番阪は冷静にゴールに流し込んだ。都立東久留米は前半右サイドに8番三上、11番高荷,5番上山を固め、更に押し込む形の時は14番小川も高い位置に上げ、ポイントを作っていた。右サイドで崩して、左サイドに展開する形が先制点に繋がることとなった。

 先制点を奪った都立東久留米総合は前半24分には、7番小野寺が鮮やかなFKを沈めリードを2点に広げる。なんとかまずは1点を返したい国際基督教大高は9番山中、10番高田、19番六車が絡むことで攻撃の形を見せる。前半26分には、国際基督教大高17番浅野がFKにヘディングで合わせ、会場を沸かすもゴールはならず。一方、2点リードの都立東久留米総合は前半32分、8番三上が左サイドで巧みな切り返しでDFを外し、ゴールに流し込み3点目を奪取。負ければ3年生は引退となる国際基督教大高はその後も9番山中がボールカットからシュートを放ったり、7番小野寺が左サイドで見せ場を作るもゴールには繋がらない。

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