5分、東海大菅生2番鈴木雄斗が放った遠目からのシュートはゴール上へ。7分、成立学園はCB4番村上渉からの絶妙なフィードを右サイドで10番佐久間駿希が受けると寄せてきたDF2枚の間を突破し、シュートまで持ち込むがGKのファインセーブで得点ならず。相手の間にタイミングよく顔を出す成立選手を掴み切れない東海大菅生は守る時間が続く。東海大菅生はロングスローやCKからチャンスを演出するも成立の固いDF陣を崩すことができない。終盤、前線に上がった湯本俊太のミドルシュートもバーに嫌われる。更に成立の交代で入った19番田村裕のドリブルや14番大塚蓮太のスピードに翻弄される場面もあり攻撃一辺倒とはできずスコアを動かせないまま試合終了のホイッスル。成立が11月11日に駒沢陸上で王者・関東一に全国の切符をかけて挑む。

( 文・佐々木竜太 写真・新井恵)