矢板中央は前半同様、シュートチャンスを多く作るものの、三重のGK紙島晨が幾度となくセーブする。反撃に出たい、三重はMF8番川北敦史にボールを集め、起点に攻撃を展開していくものの、決定機まで至らない。すると65分に矢板中央が大きな追加点をあげる。ロングボールのこぼれ球をMF10番飯島翼がシュート。キーパーに弾かれるも、最後はDF4番白井陽貴が押し込み、勝利に近づく追加点をあげる。しかし、諦めない三重はキャプテンFW7番藤村泰士に変わり、キャプテンマークをつけたMF14番南出紫音がゴール右で相手を背負いながらもかわし、最後は豪快に左足で蹴り込み、1点を返す。さらに後半ロスタイム終了間際、三重はゴール絶好の位置から川北のフリーキック。途中出場のFW20番本間裕人が合わせるも惜しくもバーを超えゴールならず。試合はこのまま3-2で矢板中央が勝利し3回戦進出を決めた。

( 文・編集部 写真・金澤涼雅)