後半は作陽が個人技とパスワークで日本文理を翻弄するも、いい形でのシュートは打たせない。いい位置でのフリーキックも身長190㎝の守護神・相澤ピーターコアミの好守もあり、逆転のゴールを割らせない。日本文理は作陽8番キャプテン中西を中心とした守備を崩すことが出来ず、チャンスを作ることが出来ない。拮抗した状況が続く中、1-1のまま試合が終了。勝負はPK戦にもつれ込む。

 先行は日本文理。両者とも2人目まで成功するものの、日本文理3人目の11番伊藤駿が止められ、作陽が決め、作陽がリードする。4人目は両者が決め、5人目。外せば敗退が決まる日本文理のエース久住が冷静に決める。作陽はキャプテンの中西。決めればベスト8決定となるが、日本文理GK相澤がここ一番のビッグセーブを見せ、スコアはタイとなる。6、7人目は両者が決め、8人目。先行の日本文理が決め、作陽のキッカーは4番の田中。ゴール左へのシュートをまたしてもGK相澤がセーブ。7-6で日本文理がPK戦を制し、初出場ながら見事にベスト8進出を決めた。

(文・編集部 写真・金澤涼雅)