赤色に身を包んだ浦和東、青色に身を包んだ浦和西、どちらも大所帯の応援団を背に、負けられない気持ちを試合開始から前面に押し出して行く。幸先良くスタートを切ったのは浦和東、前半3分18番小川の浮き球パスに反応した16番横田がシュートを振り抜くもこれは枠の外。勢いに乗る浦和東は前半6分裏にこぼれたボールに素早く反応した11番根本が強烈なシュートをゴールに叩き込み1-0とリードをする。

 前半のうちに追いつきたい浦和西は大型ボランチでキャプテンの6番田中が思い切りの良いプレーで周りを引っ張る。4番福世、5番野口が何処までも相手についていく粘り強い守備で後ろを支えれば、攻撃は12番朝見の推進力のあるドリブル、11番高橋の裏への抜け出しと迫力、10番遠藤はテクニックとスピードを駆使し攻撃を引っ張る。 浦和東は2番市村がどっしりと中央に構えながら攻守に貢献し、後ろは6番宍戸が空中戦、4番小林が陸戦で気を吐き、攻撃は前線で身体を張る18番小川、2列目から押し上げる11番根本、そこに16番横田が繊細な技術で攻撃に絡む。 スタートで躓いたものの、この後浦和西が怒涛の追い上げを見せる。前半21分に、11番高橋がDFの間を独力ですり抜け惜しい形を見せると、前半32分には21番が田村の左サイドからのクロスに4番福世がヘディングで合わせゴールを脅かす。その後も浦和西がジワジワと全体で相手を押し込み、主導権を握るもゴールを決める事は出来ずに前半終了。

【次のページ】 色に身を包んだ浦和東、青色に身を包んだ浦和西