準優勝した西武台

後半キックオフと同時にチャンスを迎えたのは日大藤沢、MF10番蛭田悠弥がドリブルで中央突破からシュートを放つもこれは惜しくも右外。

負けじと西武台は後半3分、MF6番今井が大きく右サイドに展開し、ボールを受けたFW10番新行内一輝が中に切れ込みシュート。これは左外にそれる。
続いて後半6分、MF6番今井からのスルーパスにFW9番川田航平が抜け出しシュートを放つもGK鈴木ファインセーブ。

どちらもボランチを経由してのサイドチェンジは無かったが、精度の高いロングボールで逆サイドに展開しチャンスを作っていた。

後半9分日大藤沢、FW18番菅原大雅がGK清水涼と競り合いながら見事にボールキープ。さらに冷静にDFを交わしシュートを放つ。強烈なシュートはゴールに突き刺さった。これで2対1とリードした日大藤沢が勢いに乗る。

後半18分日大藤沢、MF8番興膳和希からのスルーパスを受けたFW11番矢後佳也が見事なスライディングシュート。前に出ていたGK清水は触ることが出来ず、ゴールとなる。

3対1となり2点を追う展開となった西武台。ボールを蹴り始めるが、蹴った瞬間に押し上げしっかりとボールを拾おうとする。

後半24分、西武台FW11番橋本陸が左サイドでスルーパスを受け、クロスを上げる。FW9番川田航平が触れば1点というボールもあと一歩届かない。

後半32分日大藤沢、FW10番蛭田悠弥のスルーパスからボールを受けたFW18番菅原大雅が絶好のチャンからシュートを放つもゴールにはならず。
更に後半40分、4対3の優位な状態からMF8番興膳和希が左サイド突破を試みるもDFに止められる。

日大藤沢の林一輝、田中雅己、小川匠で成り立つ強力なDFラインが最後までピンチに耐える。

後半40分、西武台がコーナーから何とか1点を奪いに行くも最後の最後でゴールを奪うことが出来ない。

そして、ここで試合終了。

前半押し気味だった西武台であったが、勝利に結びつける事はできなかった。ボランチの6番今井祐太郎は攻守に奮闘していた。日大藤沢はDFリーダー小野寺健也と、工藤泰平がしっかりと競り合いに勝っていた。GK鈴木は攻撃の的18番菅原大雅に精度の高いボールを蹴り攻撃のスタートとなっていた。そして今大会屈指のドリブラーFW10番蛭田悠弥も一番熱い時間帯に相手の脅威になっていた。見ごたえのあった関東決勝は日大藤沢の優勝で締めくくられた。

▽大会日程・結果
平成27年度第58回関東高校サッカー大会