写真:杉田裕一
おかげで3年生の時には、高校選手権全国大会に出場を果たしました。ただし、ここで大きな挫折を味わいます。対戦相手は市立船橋でしたが、鍛えたはずの僕の体はまったく通用しなかったのです。体は動かず、当たり負けをする。何もできませんでした。
失意を抱いた僕でしたが、なぜあれだけトレーニングをしたのに通用しなかったのかを考えた時、ただ量だけに満足していて質の高いトレーニングができていなかったことに思い至ります。そして大学時代から、ウエイトトレーニングを中心としたアウターマッスルを鍛えるものから、体幹を鍛えるトレーニングへとシフトしていったのです。
体幹トレーニングとは、自分の体重を中心としたトレーニングで、体の軸を鍛えることができます。また、インナーマッスルが鍛えられるのでさまざまな動作に応用が効きます。キック力、走力、ジャンプ力いずれもこの体幹を鍛えることで飛躍的に伸びるはずです。
実際、僕はこの体幹トレーニングに取り組んだことで、いまワールドカップと言うサッカー界最高の舞台で戦うことができています。体幹トレーニングがなければいまの僕はない、これは断言できます。
ぜひ皆さんも夢を持って、トレーニングに取り組んでください。
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