しかし、さすがサッカー大国として名高い埼玉ゆえ、立ちはだかるライバルは数多い。全国優勝経験を持つ浦和南や市立浦和を筆頭に、浦和東や西武台といった伝統校、さらには新鋭として存在感を放つ昌平、正智深谷などが全国を目指して互いに凌ぎを削っている。実際、今年1つ目のタイトルが懸かった新人戦では、昨年の選手権埼玉大会では唯一の2年生として優秀選手に名を連ねたMF紺野和也らを擁して臨むも、志向するスピーディーなサイド攻撃の機能に課題を残し、県大会1回戦で本庄第一を相手に敗戦。今シーズンも波乱スタートをきることになった。

　果たして伝統の薄紫色のユニフォームは再び全国の舞台で躍動することはできるのか。次なる目標として2年ぶりの全国総体出場に照準を定めている。

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