ここ2年の著しい躍進をチームの中核を担い支えてきたのは1年時からレギュラーとしての地位を確立するこの3人。カバーリングの技術に優れる守備の要DF安田拡斗、選手権では通算3ゴールをマークしているレフティFW林大地、そして背番号10を背負う世代屈指のチャンスメーカーFW牧野寛太。選手権準々決勝星稜戦では11人中7人もの2年生がスタメンに名を連ねるなどレベルの高い選手が顔を揃える世代の中で、いずれもガンバ大阪ジュニアユースから履正社の門戸を叩いた以上の3人はチームの躍進の立役者となってきた。

 そしていよいよ“高校サッカーラストシーズン”に臨む3選手。総体、プレミアリーグもさることながら最大の目標を過去2度阻まれている選手権8強の壁を越えることに定め、三度目の正直が懸かる1年のスタートを迎える。彼らの集大成が大きく実を結ぶことに期待したい。

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