そんな苦悩の2014年シーズンを過ごした大阪桐蔭の前に立ちはだかったのは彼らと同じく新鋭と称される最大のライバル。攻撃的なポゼッションサッカーで目覚ましい躍進を続け、選手権では初出場から2年連続で8強まで勝ち上がった履正社だった。大阪桐蔭は選手権大阪府大会準決勝で対戦するも0対2の完敗を喫しているうえ、プリンスリーグにおいても直接の対戦成績を1勝1敗としながら最終的には勝ち点差7を付けられ初優勝を許している。

　まさに履正社の後塵を拝する格好となった大阪桐蔭にとって迎える2015年シーズンの位置づけはもちろんリベンジの1年。久保田の抜けた穴は決して小さくはないが、MF伊東怜惟やFW清水大輝ら昨シーズンから主力を務める選手達が得た経験をチームに還元していきたいところ。ライバル撃破に燃える大阪桐蔭の逆襲が始まる。

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