予選敗退に終わった昨シーズンから2年ぶりの王座奪還を目標に掲げる今チーム。1月の予備選考、2月8日から10日の選考合宿を経て選ばれた21人の選手は互いに切磋琢磨し、連携を深めてきた。チーム結成からここまでの戦歴を振り返ると、富士ゼロックススーパー杯NEXT GENERATION MATCHではMF渡邊凌磨(前橋育英)、MF前川優太(星稜)の2ゴールでJリーグ選抜に勝利。その後、横浜FCと対戦し敗れはしたものの攻守に高い能力を見せつけ、先日の第30回静岡県ヤングサッカーフェスティバルではFW岩崎悠人(京都橘)のアシストからMF渡邊凌磨(前橋育英)が決勝点を叩き込み苦しみながらも競り勝っている。試合を重ねながら個々が持つ高いポテンシャルの融合が見受けられるようになってきた。

 この後、直前合宿を経て最終的な遠征メンバーは21人から18人まで絞られる。世界と戦う貴重な舞台に挑む権利は誰の手に託されるのか。そして日本高校サッカー選抜は世界を相手にどんなプレーを披露するのか。昨冬の選手権を沸かせた好選手が集う高校最強チームは今、大きな注目を浴びている。

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