激戦区を勝ち抜いた勢いは止まらない。優勝候補の一角にも推され、7年ぶりの優勝を目指した全国選手権。作陽との壮絶な撃ち合いとなった初戦をPK戦の末モノにすると、2回戦では矢板中央、3回戦では水橋、そして準々決勝では立正大淞南を退けて苦しみながらも準決勝へと駒を進めた。準決勝では前橋育英との激戦の末、PK戦で引導を渡される形となったが、トーナメント序盤の苦戦や正GKの負傷といった逆風がありながら、それでも前評判通りしぶとく勝ち進んだあたりはさすがと言ったところ。

 2015年、目標となるのは昨シーズン叶わなかった日本一。5個目の星を獲りに行く。13年国体選手のMF菅原俊平やDF黒澤丈、さらには選手権で負傷の正GKに代わってゴールマウスを守りチームの勝利に貢献したGK瀬口隼季ら最高学年を迎える主力候補は例年同様好選手が揃う。高い期待が寄せられる“流経”は今年も高校サッカーシーンにおける主役となっていくだろう。

【高校サッカードットコム】
ドットコムTwitter
ドットコムfacebook