■新潟県 開始学園JSC(4年ぶり2回目)
新潟県代表は4年ぶり2回目の出場となる開志学園JSC。冬の選手権出場校の帝京長岡や、昨年度の総体出場校で連覇を狙った新潟明訓が相次いで敗退する中、決勝までの4試合を無失点で勝ち上がった開志学園JSCは決勝でも長岡向陵を相手に1対0零封。チームのストロングポイントである守備力は全国の舞台でどこまで通用するか。
■福井県 福井工大福井(初出場)
今大会5校ある初出場校のうちの1校は福井県から。福井県大会12連覇中の丸岡が準決勝で姿を消す中迎えた決勝。福井工大福井がその丸岡を下した北陸との一戦で2対1と逆転勝利を収めた。昨年度選手権予選で準優勝、新人戦では優勝と着実に結果を残してきた福井代表が全国のピッチで旋風を巻き起こす。
■長野県 東海大三(初出場)
長野県代表は念願の初出場を果たした東海大諏訪。準々決勝、準決勝とスコアレスから迎えたPK戦を制して決勝まで駒を進めると、連覇を狙う松商学園を相手に2対1で競り勝って全国への切符を掴んだ。長野県勢初の全国制覇へ東海大諏訪の挑戦の夏が始まる。
■富山県 高岡第一(41年ぶり2回目)
富山県代表は今大会全出場校の中で最も久しぶりに全国のピッチを踏む、41年ぶり2回目の出場、高岡第一。準決勝で13年度全国高校選手権を制した富山第一を2対1で撃破すると、迎えた決勝でも水橋に競り勝って全国出場を決めた。73年以来の全国の舞台に立つ高岡第一イレブンは冬の富山第一に続き、富山県に優勝旗を持ち帰ることができるのか。
■石川県 星稜(3年連続23回目)
石川県代表は3年連続23回目の出場の星稜。昨年度選手権で惜しくも準優勝に終わった国立での戦いが記憶に新しいが、全国の常連校はしっかりとリベンジのチャンスを獲得した。00年以来の全国を狙った遊学館との決勝では2対0で勝利を収め3連覇を達成。総体では07年の準優勝が最高位だけに、悲願の日本一へ星稜の戦いから目が離せない。
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