【九州】
東福岡と大津(熊本)が激闘を演じた決勝戦に象徴されるように8強のうち実に半数の4チームを九州勢が占めた今夏の総体からおよそ半年。真夏の躍進と打って変わって今大会の九州勢はどこか苦しんだ印象。その象徴は優勝候補大本命と評された東福岡。全6試合で26得点5失点と圧倒的な強さで制した総体から常に注目を浴びてきた福岡代表は共にJリーグへの扉を開いたMF中島賢星、MF増山朝陽を筆頭にMF赤木翼、GK脇野敦至ら間違いなくトップクラスの戦力を誇りながらの早期敗退。強力な攻撃陣に対する対戦相手の警戒と研究に加え、周りから寄せられる過剰な期待が目に見えない大きな重圧となったこともあってか3回戦で姿を消し、夏冬2冠の難しさを知らしめる結果となった。
また、Jリーグ内定選手を擁した2校もその力を発揮することができず終戦。得点王候補に挙げられた鹿児島城西FW岩元颯オリビエは無得点でチームも初戦敗退という悔しい結果で今大会を終えると、MF大岩亮太、DF笹原脩平が主軸を担った初出場秀岳館も初戦で涙を飲んだ。
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東福岡(福岡)
佐賀東(佐賀)
長崎総科大附(長崎)
秀岳館(熊本)
中津東(大分)
日章学園(宮崎)
鹿児島城西(鹿児島)
前原(沖縄)
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第93回全国高校サッカー選手権特集ページ