今大会初出場組は7校。最も強烈なインパクトを残しているのはもちろんベスト8まで登りつめた埼玉第1代表の昌平。初戦となった中津東(大分)ではFW本間椋、MF針谷岳晃、松本泰志の3人で5ゴールを奪い大勝。そして、続く2回戦では東福岡の史上初の3連覇を阻む金星。王者撃破の勢いそのままに関東対決となった3回戦(レポート)の前橋商(群馬)との一戦では後半アディショナルタイムに追いつくとPK戦を見事に制し8強入りを果たした。31日に迎える準々決勝ではFW福原涼太ら攻撃陣が好調で3戦12得点1失点で8強入りしたプリンスリーグ東海所属の名門・静岡学園(静岡)と対戦する。初の全国総体に挑む昌平の快進撃はどこまで続くのか。

 そして2年連続で8強入りを決めたのが履正社(大阪2)と米子北(鳥取)。両校共に3回戦ではPK戦末にそれぞれ日章学園(宮崎)と選手権4年連続4強以上の星稜(石川)を下しての準々決勝進出。また、開催県代表の瀬戸内(広島2)は地元の声援を背に初戦では市立長野(長野)を5-0で退けると2回戦ではPK戦の末に近大和歌山(和歌山)に勝利すると初の8強がかかった滝川第二(兵庫)との3回戦では4-0で勝利し準々決勝進出を決めた。

 夏の高校日本一まであと3つ。第51回目の王者は8月2日にエディオンスタジアム広島で決定する。

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