岩政大樹氏がアドバイザーに就任した上武大学
ーー上武大学でのミッション、短期的なビジョン。
まず短期で見た場合、出来るだけ早く強豪校になることです。同校の他部活は全国的にも有名になってきていますし、後はサッカー部がついてくればといった部分があります。強化自体は図っていますが、なかなか関東2部への昇格が叶っていません。なるべく早くそこを打ち破って、更には関東1部、全国的にも有名になるよう目指していきたいです。
個人的には、ここに入って単純にチームを強くさせるといったことだけではないです。現在、部員が166名居ますが、ここから数年でJで活躍する選手が出てきたとしても数人。プロに行かない選手たちが大半のなかで、一つはサッカー選手ではなくともサッカーに関わりたいという人へ、スキルなり考え方を身に付けるために、サッカーを研究したり考えたり情報を集めるなかで感じ取り養ってもらいたい。もう一つは、サッカー人として生きていかない、卒業後は一般企業に就職する選手たちも多いです。「サッカーで一生懸命取り組んだことは、社会に出ても役に立つ」と、このフレーズは良く聞きます。上武大学として、これは具体的にどういうことなのかというのを噛み砕いて、何がどういう風に活かされるのかを言語化し、チームで共有していく。それを持って卒業し社会に貢献していく選手たちを増やしていきたいです。
ーー次回、サッカー部のコンセプトについて伺います。
(取材=編集部)