――現在の活動を具体的に教えてください。
週に4-5日のトレーニングと週末に試合が入ってきます。月曜日はOFFが基本的スケジュールになります。また平日はトレーニング終了後に授業をおこない、午前中で終わるスケジュールになっています。トレーニングは、メディシンボールを使いフィジカルトレーニングや、基礎技術の向上、認知力の向上を目指したトレーニングを行なっています。経歴のある外国人指導者による特別トレーニングや講義も行われます。ここで大切にしていることは、”サッカーIQ”という部分です。SC相模原のスタッフ(山口貴之氏)の他にも海外に精通したユーロプラスのスタッフもサポートに入ることもあり、多方面から選手にアドバイスを渡すことができます。授業でも映像を使った、分析なども行なっているので、自分たちのプレーを客観的に感じ、修正していくこともできます。

――現在第一期生ですが、プロになる選手は?
第一期生は、これからトライアウトに入って行きます。まずはアジア希望の選手たちが12月に渡航し、トライアウトを行います。選手たちは授業を通して、自分たちのプレー動画を作成しています。ユーロプラスの世界のネットワークを使い、各国のチームに情報を送り、トライアウトオファーをもらう選手もいます。これからが本番となりますが、プロになる選手もいます。開校した4月と比べて、見た目も変わってきましたし、取り組み方も変わってきましたので、いい結果が出ることを信じています。

――高校卒業後、サッカー選手という夢を諦めて、第一線から身を引く選手が大変多い。しかしその中には多くの原石がいるのも確か。サッカー選手になるという夢を直線的に追いかける事が出来る環境は日本サッカーの発展にも、大いに役立つことだろう。国内・海外問わずプロサッカー選手になるために成長するための優れた環境になっている。