昨年度はインターハイでベスト16。選手権も7年ぶり16回目の出場を果たした高知(高知)で17年間指揮官を務めた高橋 秀治氏がこの度、高知学園を退職。日本サッカー協会が推進する「アジア貢献事業」に挑戦したいとの想いを述べた。
これは高知県を離れる直前の6月17日、高橋氏本人が高校サッカードットコムの電話取材に対し明らかにしたもの。すでに3月末をもって高知中監督時代を含め約30年間を過ごした高知学園を退職した高橋氏は「10年前くらい前から海外で指導者を経験したい想いは持っていて、インターハイで2つ勝てたことで踏ん切りがついた。高知高校には若い指導者も育っているので、頑張ってほしい」と挑戦への経緯と古巣へのエールを送った。
高橋氏は、アルゼンチンやオランダなど海外におけるサッカー指導を普段から現地に赴き取り入れ、2016年に四国の教員として初となるJFA公認S級ライセンスを取得した氏のたゆまぬ姿勢であれば、世界のどの国でも成功するはず。
「高知ユナイテッドSC(今季からJFL)・西村 昭宏GM兼監督(元U-20日本代表&セレッソ大阪、京都サンガ監督)にも大変お世話になったので、いつかはこれからの経験を高知県・四国にに還元したい」と語る51歳の挑戦を、大いに応援したい。
(取材=寺下友徳)