――毎年のようにJリーガーが誕生しているが、興國高校サッカー部の特徴は
「彼ら5人もそうですし、他にもプロに行けるチャンスのあった選手がいるのですが、そういう可能性を感じた場合に、色々なポジションをやらせて、色々な要求をします。勝つことも大事なのですが、それと同じぐらい、どう可能性の高い選手を育てていくかということで、時々勝利よりもそちらが上回ってしまうところがあります。我慢比べになのですが、そこが他と違って、プロが少し多く出る特徴かなと思います」(内野監督)
――プロになるために必要なことは
「一番プロになるために必要なことは努力する才能だと思います。今までも『あ、この選手はプロになれるかな』という選手は沢山いましたが、サッカーの才能だけではプロには行けないと思います。継続してプロになるために努力する才能と、色々な人から応援される人間性、この二つがあって、そこにサッカーの部分が乗っかった場合にプロに行けるのかなと、15年監督をやってきて今年は特に感じています」(内野監督)
――入団するチームへの印象
「初めて練習参加した時に、対人もそうなのですが、一つ一つのプレースピードが速かったのと、チームの攻撃的なスタイルがとても魅力的だったので、横浜Fマリノスに決めさせてもらいました」(樺山)
「すべてのスピードの質が高くて、その中でもサイドアタックを魅力としているチームだと自分は感じていたので、自分の特徴が出せるのではないかと思って横浜Fマリノスに入団することに決めました」(南)
「チームがファミリーという感じで、いい雰囲気ですごく温かい場所だったので、いいなと思いました。チームスタイルはパスを繋いで、ビルドアップして攻撃していくところが自分に合っているなと思ったので横浜Fマリノスさんに決めました」(平井)
「最初に練習参加した時には全てのレベルの高さに驚きました。チームスタイルとしてハイラインなので、GKが後ろの広大なスペースをカバーする、とても沢山の役割を担うということで、凄く楽しいサッカーをしていると思い決めさせていただきました」(田川)
「練習参加した時は凄くチームの雰囲気も良くて、プレースピードだったり守備の強度が高校生徒とは全然違うなと思いました。プレースタイルは興國と違って、守備からしっかり入ってカウンターというサッカーですけど、自分に足りないところもそこでしっかりと学べると思ったのでツエーゲン金沢に加入することを決めました」(杉浦)