山梨学院は11年ぶり選手権制覇へ王手(写真=小室功

 1月9日、第99回全国高校サッカー選手権の準決勝が埼玉スタジアム2○○2で行われ山梨学院高等学校(山梨)が帝京長岡(新潟)をPKで下し11年ぶりの優勝へ王手をかけた。

 山梨学院の長谷川大監督は、「昌平さんと(準々決勝で)戦った感じで帝京長岡さんに似ている部分を感じていました。ドリブルで侵入してくる部分とパスで侵入してくる部分は違いますが、人数を掛けて距離感を縮めてコンパクトにし縦パスを入れながら崩してくるのに対して、上手く守備をコントロールして自分たちの良さを出すというのがテーマでした。前半は非常に上手くいったがもう少し点を取りたかった。後半フィジカルの低下と共に守備網の穴が広がってそこを崩される回数が少なければ良いなとは思っていましたが、やはり中途半端な形でシュートミスなどを繰り返すことで自分たちが疲弊してしまった部分がありますので修正して次に向かいたいです。概ね前半は良いイメージでできた、後半は自分たちがリードした展開のなかで規律性が失われてしまったことが反省点です」と決勝へ向けて気を引き締めた。

 山梨学院GK熊倉匠キャプテンは、「今日勝てて次に繋がったことは非常に良かったんですけど、内容としては早い段階で点数を取って優位に進められたが最後集中が切れて2失点し引き分けでPK戦になってしまった。今日の試合は反省点が出た試合でした」と反省を口にした。
 大活躍のPK戦を振り返り「今日は何もできていなかったのでチームに貢献したいという思いで挑んだPK戦でした。PK戦は得意としているので絶対止めてやろうと。ストップできたので良かったです」と安堵の表情をみせた。

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▽第99回全国高校サッカー選手権
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