山梨学院FW野田武瑠(写真=小室功)
逆転を許した山梨学院高等学校(山梨)は78分、相手の連携ミスでこぼれたボールをFW野田武瑠が決め試合を振り出しに戻した。
同点となるゴールを決めたFW野田武瑠は「皆の顔を見て本当に凄いことを成し遂げたんだなと。今まで辛いこともたくさんあったんですけど、頑張ってきて良かったなと思いました」と話し、ゴールシーンについては「途中自分がボランチに入って、そのなかで笹沼がフォワードに入ってボールを預けられる選手なので自分が前にいってそこで偶然ボールがこぼれてきてがむしゃらに打ちました。今まで10番として点を取れていなかったんですけど、そのなかでもたくさんの方がメッセージをくれた。支えてくれている人たちの為にゴールが取れて恩返しができて良かったです」と振り返った。
そして「前評判としては優勝候補ではなかったですし全て強い相手に勝利して勝ち上がってきました。ディフェンスライン中心に守備陣が頑張ってくれて、そのなかで攻撃陣は絶対決めてやるぞという気持ちで試合に臨んでいました」と明かした。
最後に「上手くいっている時もいかない時も、自分のことを気にかけてくれていました。『お前はもっとできるぞ』や『こういうプレーが良いから使っているんだぞ』などと声をかけてくれ、調子が悪い時も使い続けてくれました。今日決勝で同点ゴールを決めれたので感謝しています」と長谷川監督に感謝を述べ締めくくった。
▽第99回全国高校サッカー選手権
第99回全国高校サッカー選手権