早大学院・九里孝監督
1度の選手権出場、そして2度のインターハイ出場戦歴を誇る、古豪・早大学院が、T3リーグ所属の東海大菅生を下し、インターハイ東京都予選の2次トーナメントに進出した。その試合後に早大学院の九里孝監督と、決勝ゴールを挙げたMF火物大河に話をうかがった。
◆九里監督インタビュー
ーーまず今日の試合を振り返ってみていかがだったでしょうか?
ここ2日、学校が休校でほとんど練習していない段階で今日本番を迎えたんですけれども子供たちは本当によく戦ってくれたと思います。
ーー1対0というゲーム展開でなかなか厳しい戦いだったと思いますが?
初めから楽な試合展開はない、厳しい試合になるとは思っていましたけれども先制点が取れたのは良かったと思います。後半のPKを外してしまって、そこで点が取れていたらもう少し楽な戦いができたかもしれないですけれども、ポジティブに考えると、最後まで緊張感のある試合ができたという意味では良かったのかなと思います。
ーー無失点ということで守備陣は評価できるのではないかなと思うのですが?
そうですね、ウチのディフェンス陣は安心して任せられる選手たちですので。
ーー球際や空中戦でも強さを発揮していたと思いますが?
今のセンターバック(DF中原健太、DF笹木大史)は2年の時からレギュラーでやっていますから、高さもありますし経験も豊富ですし 、しっかり対応してくれたと思っています。
ーー九里監督から見て、今日の試合のMOMはどの選手だったでしょうか?
今日は左サイドのMF火物でしょうかね。得点も決めましたし。少し波がある選手ではあるのですが、スピードがあるので。今日は目立ってくれたんじゃないかなと思います。
ーーこれから厳しい戦いが続くと思いますが次戦に向けての意気込みをお願いします
自分たちのやってきたサッカーをやるだけという話ですので、我々は挑戦者という形で戦いたいと思っています。
◆MF火物大河インタビュー
ーーまずは得点のシーンを振り返っていただけますか?
チームで練習してきたロングスローからのプレーで、自分のところにこぼれ球が来たので押し込みました。練習通りにやれたという感じです。成果が出て得点につながったと思います。
ーー試合を見ていてスピードがあるなと思ったんですけれども自分のストロングポイントはどういったところだと思っていますか?
自分の武器は、縦でスピードを活かして相手を抜くこと。そこがストロングポイントだと思っています。そこが活きて今日は良かったと思います。
決勝ゴールを挙げたMF火物大河
ーー1-0というタフなゲームでしたが試合を振り返っていかがだったでしょうか?
勝つことはできたんですけれども終盤とか甘いところがあったので、チームに改善点があったので来週までにそこをしっかり修正して次の試合も頑張りたいと思います。
ーーバックス陣も安定感があり、無失点でした。かなりハードワークしていたと思いますが?
センターバックの2人(DF中原健太、DF笹木大史)は、うちのキャプテンと副キャプテンで、プレー面でもそうなんですけれども、精神的にもチームの支柱なので2人がいることでしっかりとまとまるチームだと思います。
ーー試合前の数日が練習できなかったという話を聞きましたが練習できていない不安などはなかったですか?
今日の試合のために気持ちも作ってきたので不安はなかったです。学校が休校になって練習もできない状態だったんですけれども、一人ひとりが試合に向けて気持ちを作って頑張れた結果が、今日の勝利につながったのかなと思います。
ーー今年のチームの特徴というのはどういったところでしょうか?
例年よりも学年同士のコミュニケーションがうまく取れていて、1年生も試合に出ているんですけど、お互い言いたいことが言えて、それを試合に活かして、伸び伸びとプレーできていると思います。
ーーこれから厳しい戦いが続くと思いますが次戦に向けての意気込みをお願いします
今日の試合で見つかった修正点をしっかり改善して、次の試合に向けて挑んでいきたいと思います。
▽令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選