駿台学園FW大熊悠希
第97回、そして昨年度の第99選手権東京予選Bブロックで4強入りするなど、ここ数年でメキメキと頭角を現している駿台学園。そんな勢いのあるチームにおいて前線の一角を担うのがキャプテンのFW大熊悠希だ。インターハイ東京予選の2次トーナメント1回戦、対都立国分寺戦で2ゴールを挙げた殊勲者を、試合後にインタビューした。
ーーまず今日の試合を振り返ってみていかがだったでしょうか?
前半最初に20分くらいはペースを握られていて相手のサッカーをされていたのですけれども、焦りはなかったです。30分過ぎCKをセンターバックの竹富がヘディングで決めてくれて、流れが来たかなと思っていたんですけれども、直後に自分たちのミスで失点してしまったところは反省点ですね。でもその時に、「自分が絶対に点を取る」という気持ちを強く持っていたら、前半終了間際に自分のところにFWの小林(嘉生)からパスが来たので、体を反転させて左足を振り抜きました。自分がゴールを挙げたことで、前半は気持ちよく終わることができました。
自分たちの傾向として後半は、いつも落ち気味なんですけれども、何とか頑張れていて、バックラインからボールが来たら、「前線の4枚が点を取る」という気持ちでプレーしていたら、MFの敦賀(勇輝)が落ち着いて流し込んでくれたのでラクになりました。その後に最後の最後で飛び込んで自分でも手を取ることができて良かったです。トータルで見ても、うまく試合を運ぶことができたと思います。
ーー前の試合の東京実業戦から何か修正した点などはあったのでしょうか?
大幅に変えたということはなかったんですけれども、東京実業戦のシステムは4-3-3で、自分自身はビルドアップをやっていて、今日の都立国分寺戦も最初は4-3-3で試合に入ったんですけど、前半の20分くらいで、相手のCBとウチのFW陣が戦えることがわかったので、そこをもう1対1の真っ向勝負という感じで、途中から4-4-2に変更しました。
駿台学園FW大熊悠希
ーー都立国分寺は1次トーナメントを無失点で勝ち上がってきたチームですが、そこから4点取りましたが?
前線のメンバーは爆発力を持っていることはわかっているので、そこは自分も含めて選手たちの能力を信じていたので、相手が無失点だろうが点を取れる、絶対に点を取ると自信を持って戦っていました。
ーー自分自身のストロングポイントはどういったところだと思っていますか?
バックラインからの配球を納めることと、どちらの足でも同じ威力、同じ精度でシュートを打てることが、自分のストロングポイントだと思っています。
ーーこれから厳しい戦いになってくると思いますが、意気込みをお願いします!
ある程度失点はするかもしれないんですけれども、前線の自分たちがそれ以上に点を取ることができれば負けることはないので、点を取りたいと思っています。
▽令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選