阪南大高9番FW鈴木章人

 ガンバ大阪ジュニアユースからユースに昇格出来なかったところから、今では大阪の強豪校・阪南大高の絶対的エースに。プロ入りも噂されるまで成長した鈴木章斗に令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選準々決勝の東海大仰星戦後(2-0)にインタビューを敢行した。

ーー今日の一点目のシーンを振り返ってもらえますか?

 ゴールの前にもCKがあって、相手の中央が強いのがわかったんで入っても合わせられないと思って、こぼれてきそうだとCBの西田と話して、離れたところで待っていたら本当にこぼれてきたんで、思い切り打ったらたまたま入った感じです。

ーー二点目のシーンもいいですか?

 縦パスを上手くキープ出来て、2対2の局面に出来ていたんで、パスを出した時に決めて欲しかったんですけど、こぼれてきたんで気持ちで押し込みました。

ーー今日はどういう気持ちで試合に臨みましたか?

 相手は絶対自分にマークを付けてくると思っていたので、自分のできることは少ない中で、動き出しのところとか守備で貢献出来たらと思っていました。

ーー今年に入ってご自身の活躍ぶりや成長はいかがですか?

 結構調子は上がってきているんですが、上の世界に行くとまだまだやと思うのでもっとレベルアップしていかないとあかんなと思います。

阪南大高9番FW鈴木章斗

ーーご自身の進路はどう考えていますか?

 (Jのクラブに)練習参加もさせてもらっているので、プロで挑戦したいと思っています。

ーーJクラブに練習参加してみて意識が変わったところなどはありますか?

 行ってみて、出来る部分もあったんですけど、出来ない部分が多かったのでまだまだやなと思いました。

ーーどの辺が出来ない部分と感じましたか?

 自分はスピードが遅いのでそこが違いました。あとはパスを回すスピード感も高校生とは全然違くて、一人一人が上手かったです。でもちょっとの動き出しでそこは変わると思うのでそこは変えていきたいです。

ーー逆に通用した部分はありましたか?

 自分の持ち味がキープ力なので、縦パスが来た時の体の使い方でキープするところは通用したと思います。

ーーあと一勝で全国ですが準決勝に向けて意気込みを教えてください

 先ずはあと一勝しないと意味がないので、その先の優勝っていうのもあるので、チーム全員でそこに向けて練習して挑みたいと思います。

(文・写真=会田健司)

▽令和3年度全国高校総体(インターハイ)大阪予選
令和3年度全国高校総体(インターハイ)大阪予選