大阪桐蔭キャプテンDF小林柾輝
全員守備からの全員攻撃を徹底してインターハイ大阪予選で準優勝を果たし、5大会ぶり8回目の全国への切符を手にした大阪桐蔭。準決勝興國戦後にキャプテンDF小林柾輝とFW高垣佑椰に話を聞いた。
以下、キャプテンDF小林柾輝
ーーまず今日の試合を振り返ってみていかがだったでしょうか?
今日の試合は個人がとても強い興國さんが相手という事で、自分たちはチームプレーをより心掛けて、どんな場面でもチームというものを意識して取り組んだことがこの結果に繋がったと思います。
ーー相手に好きにやらせない守備が出来ていたように見えましたが手応えはいかがでしたか?
相手のFW陣には特徴のある選手がいたので、そこには注意深くマークを徹底してリスク管理をしていました。何度か危ない場面を作られてしまいましたが、そういうところも予測力を意識して自分たちがカバーをしながらチームで出来たかなと思います。
ーーキャプテンとしてこの試合に対してどういう事に気を付けていましたか?
みんな緊張して最初はガチガチだったので、「いつも通りの事をしないといつも以上の力は出ない」と自分は思っているので一人一人全員に「いつも通りにやろう」と声を掛けていました。
ーー大阪桐蔭は毎年、全員守備からの全員攻撃のチームプレーが受け継がれていますよね?
去年もそうだったんですが、チーム全体での守備をすることによって自分たちより個のレベルが高い相手にも勝てるっていう事が証明出来ているので、そこは桐蔭らしさとして受け継いでいくべきものだと思うので、そういう意識を全員でもっと持ってやっていきたいです。
ーー全国に向けて意気込みを教えてください
ここは通過点なので、インターハイで目標である日本一になって「大阪桐蔭は野球やラグビーだけじゃない」ってことを示したいと思います。
大阪桐蔭FW高垣佑椰
以下、FW高垣佑椰
ーー今日の試合を振り返ってみていかがだったでしょうか?
興國さんは攻撃のバリエーションが色々あるので、兎に角チームとして守備から入ろうと話していてそれが出来たのが良かったです。
ーーゴールシーンを振り返ってもらえますか?
これまでシュートを打つ意識が低かったので、今日はシュートで終わろうと意識していて、大倉選手が要求したところにパスをぴったり出してくれたので結果に繋げられました。GKより先に触れるとは思っていて後は(シュートが入るか)ドキドキでした。
ーー先制した後はチームで良く守れていましたね
そうですね。でもまだまだギャップを付けられてしまっている時間帯もあったので、そこら辺は守備で行くのか攻撃するのかの判断をしっかりしていきたいです。
ーー全国への意気込みを教えてください
まず自分たちの目標はあくまで日本一なので一試合一試合を大切にしていきたいと思います。今日は守備の時間が長かったですけど、いつもは後ろからパスを繋いで攻撃しているので、それが全国でも通用するのかが楽しみです。チーム一丸になって頑張りたいと思います。
(文・写真=会田健司)
▽令和3年度全国高校総体(インターハイ)大阪予選
令和3年度全国高校総体(インターハイ)大阪予選