鋭いドリブル突破をみせるFW永長鷹虎
日本代表・古橋亨梧(ヴィッセル神戸)やU-20日本代表候補・樺山諒乃介(横浜F・マリノス)など近年数々のJリーガーを輩出し注目を集める興國。J1川崎Fに加入が内定し、今年の興國プロ内定第一号となったのはFW永長鷹虎だ。昨年までは樺山の影に隠れていた感があったが、自分の代になった今年はチームの中心として一気にブレイク。プレミアリーグ昇格を目指すチームにあって、ゴールを量産する永長にプリンスリーグ関西第7節阪南大高戦(2-1で勝利)後に話を聞いた。
ーーまず今日の試合を振り返ってもらえますか?
チームの試合の入りは良かったんですけど、個人的には結構ドリブルも取られててボールも来なかったので試合の入りは良くなかったです。(いい位置での)FKが2回来て最後決め切れたのは良かったです。セットプレーでまた失点してしまったのでそこは修正していきたいです。
ーーインターハイ予選の時と比べて守備が前から行けているように見えたんですが、その辺はやっていてどうですか?
そうですね、いい守備から入らないといい攻撃には繋がらないので、そこはずっとチームの課題であったし、自分も守備のところに課題があったので練習していました。今日は守備でチームに貢献できたので良かったかなと思います。
ーーFKを獲得したシーンだったりドリブルの切れは良かったように見えたんですがどうですか?
ちょっと前の方が(切れは)良かったんですけど、FKをもらえたのは良かったです。相手も左を切ってきていたので、次の課題としては縦に行って右足でシュートを決めるところですね。
ーー凄いFKでしたが、FKは練習しているんですか?
練習と言えるほど練習はしていないんですけど、壁さえ越えれば決めれると思っていたんで、あそこで(壁の上を越えてから)落とせたのでよかったです。
ーー今年になってC大阪U-18から向井君と坂本君が入りましたが、その影響はありますか?
セレッソから来て興國とは違うタイプで、スピードとパワーもあるので、興國の良さである足元の技術も合わさって厚みのある攻撃が出来ると思います。
ーー刺激にもなりますね?
自分が持っていないものを持っているので刺激をもらえますし、逆に自分のどこが通用するのかもわかるのでいい刺激になっています。ーー川崎フロンターレに加入が内定して心境の変化はありましたか?
それは嬉しいって気持ちはありますけど、チームとしてインターハイ予選も負けてしまって、まだ何もタイトルがとれていないので、最大の目標であるプレミア昇格に向けて気合が更に高まっています。
ーーこれでプリンスは3勝1分1敗になりましたが、やっぱりプレミアに上げてプロに行きたいですよね?
興國はまだプレミアに行ったことがなくて、去年もあんなに強いメンバーでも行けなかったので、僕たちの代で上げれたらなと思っています。
(文・写真=会田健司)
▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2021 関西
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