先制点を決め一度はリードした関西学院
令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)は8月16日に2回戦が行われ、53大会ぶり2回目の出場となった関西学院(兵庫)は大阪桐蔭(大阪)に1-2で破れ大会から姿を消した。その関西学院の山根誠監督に試合後にお話を伺った。
ーー悔しい敗戦となってしまいましたが、今日の試合を振り返ってもらえますか?
出だしは良かったんですけども、飲水タイムで流れが変わっちゃいましたね。PKは仕方がないとして、相手の方が前でキープできるし、こちらはPAに入っていないんですよね。セットプレーで入っているだけであって。だからPAに流れの中で入る回数を増やさないと点は入らないですし、ボールがそこに集まっていかない。CKやFKでボールが入っているだけなので。やっぱり向こうは連戦でしたけど上手だったと思いました。
ーー中盤の戦いがかなり激しかったですがどう見ていましたか?
中盤はですね、うちのボランチの西谷が、彼が点を取ったんですけど、空中戦では負けていなかった。空中戦で勝てていたんですけど、そのセカンドボールが拾えなかった。それでしんどくなったと思いますね。
ーー予測の部分とかになってくるんですかね?
そうですね。そこら辺が物足りなかったし、今後の課題ですね。
ーーインターハイはやってみてどうでしたか?
54年ぶりですからね(笑)。丁度54年前にここで試合をやった時のキャプテンをされていた方が「僕らは習志野高校に0-3で負けたけど」ってジョークを言われました(笑)
ーー1試合で終わってしまいましたが手応えはどうでしたか?
やっぱり我々の様に県リーグで戦っているのと、プリンスで戦っている対戦相手とではレベルが違うと思いますね。僕らも見てはっきりわかりますからね。ああいうプリンスでずっと戦っているのでやっぱり粘りもありますし、やっぱり同点にして勝ち点1でもとるっていうのもあると思うし。我々はチャレンジャーで戦ったんですけど選手権に向けて課題は沢山あると思います。でも選手はよくやったと思います。初めての経験で。なにぶんコロナウイルスの影響で、まあこれはどこも同じだとは思うんですけどうちの関西学院は厳しいので、同じ大学とグラウンドで練習しても練習試合はいけないし、時間も制限されていますし。まあいい訳にはならないのでやり方を工夫して頑張っていきたいと思います。
ーーありがとうございました。お疲れ様でした。
(文・写真=会田健司)
▽令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)