持ち前のスピードで攻撃の起点になった東海大仰星MF玉山樹
昨年のスーパープリンスリーグ関西ではグループBで首位。順位決定戦ではセレッソ大阪U-18に敗れ2位となったが、高体連のチームとしては関西で一番の成績を残した大阪の強豪東海大仰星。今年は序盤でキャプテンのMF松名大輝が怪我で離脱してしまった影響もありチーム作りが遅れてしまった感があるが、キャプテンの復帰や夏休みでの強化を経て徐々に例年通りのパワフルなサッカーが出来つつある。そんな東海大仰星で最近スタメンの座を掴み、第12節の興國戦後(2-2の引き分け)でも攻守に渡り前線を走り回り攻撃の起点になった2年生MF玉山樹に試合後話を聞いた。
ーーまず今日の試合を振り返ってもらえますか?
まず先制点を取れて、すぐ2点行かれたっていうところが反省点なんですけど、最後点を取れて追い付けたってところは仰星の強みだと思いますが、もう1点取りたかったところです。
ーー試合に出始めたのはいつからですか?
最近です。(第8節の)阪南大高戦から出始めて、そこから少しずつ出来るなって自信が付いてきました。
ーーサイドで起点を作れたり良いプレーが出来ていたように見えましたが?
ボールを持ったら落ち着かせたり、仕掛けたりっていうのが僕の特徴でもあるので、そこはやっていかないといけないところだと思っています。
ーースタメンに選ばれるようになってきてどうですか?
今まではプリンスでサブで出ていたんですけど、中々得点も取れていなくて、そこをもっと得点に絡んでアシストだったりをしていければもっと出る機会が多くなると思います。
ーースタメンに抜擢されたきっかけは何かあったんですか?
インターハイでも全然出れなくて悔しい思いをしたので、練習からアピールしてきました。でもまだまだフィジカルの部分とかが周りに追い付けていないので、そこをもっと上げていかないといけないと思っています。
ーー夏休みではどういった意識で取り組んできたんですか?
フィジカルと体力の部分を上げていかないといけないと思っていたので、ウエイトとか走り込みのところをやってきました。
ーー1年生の時はどうでしたか?
1年生の時は選手権のメンバーにも入らせてもらって少し経験させてもらったんですけど、そこでも結果を出せなくて。2年生に上がった時に周りの人からフィジカルとかがまだまだだと言われたんで、そこをやってきました。
ーー武器としてはスピードのあるプレーですか?
スピードと緩急のあるドリブルです。
ーー中学校の時のポジションはどこでしたか?
サイドハーフかFWをやっていました。
ーーではサイドのプレーは元々得意なんですね?
はい、元々得意です。
ーー東海大仰星を選んだきっかけは?
選手権とかを観ていて、力強くて攻守において切り替えが早くて、そういう仰星の雑草魂に惹かれて大阪でタイトルを取って全国優勝をしようと思って。そういうのもあって仰星にきました。
ーー仰星はパワフルなサッカーをするイメージがあるんですが、玉山君はタイプ的には上手い選手だと見えたんですが?
仰星に入って違いを見せるというか。興國さんとか阪南さんとかだと上手い選手が多いので(タイプが)一緒の選手になってしまうので。仰星では中々いない選手だと思うので、そういう選手になりたいと思っています。
ーー今年の目標を教えてください。
自分が点を取って選手権大阪予選で優勝したいです。そして全国も優勝したいです。プリンスではまだ点が取れていないので点を取りたいです。
(文・写真=会田健司)
▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2021 関西
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