ゲームキャプテンとして攻撃陣を引っ張った東住吉総合FW斎藤康生

 大教大池田にPK戦で敗れ、残念ながら選手権大阪予選を1回戦敗退となってしまった東住吉総合。その東住吉総合でゲームキャプテンとして攻撃陣を引っ張ったFW斎藤康生と怪我で試合に出ることが出来ず試合後悔し涙を流したキャプテンFW前野圭吾。リーグ戦を1試合残し、そこで引退となる2人に話を聞いた。

ーーまず今日の試合を振り返ってもらえますか?

 斎藤:グラウンド状況も悪い中だったけど、70分最後までやり切れたかなと思います。PKはもうしょうがないかなと、これが自分たちの実力だと思います。

ーー前半は斎藤君が攻撃陣を引っ張って凄くいい感じで攻めれていたと思うんですけど、やっていてどうでしたか?

 斎藤:ほんまに自分が点を取っていれば勝てた試合なんで、みんなは悪くないしそこは僕の責任です。

ーーCKからアシストした場面を振り返ってもらえますか?

 斎藤:CKから点が入ったのが久しぶりだったので、あれはもう嬉しかったですね。

ーーキックの方は自信ありますか?

 斎藤:キックは普通だと思います。平均だと思います。

ーーリーグ戦が1試合残っているみたいですが、これで選手権が終わってしまったわけですけど3年間振り返ってみてどうですか?

 斎藤:やっぱり同級生のみんなと最後までやれたのが嬉しかったですし、中には辞めていった子もいたんですけど、最後までこのメンバーでやれたのが一番うれしかったです。

ーー2年生の時にコロナでインハイが無くなってしまったり、中々活動が難しい年代だったと思うんですが、その辺はやっていてどうでしたか?

 斎藤:それも含めてほんまにいい経験をさせてもらったと思っています。高校生の一生の思い出になりました。

ーー斎藤君がゲームキャプテンで、前野君がキャプテンということでしたが、前野君が怪我で試合に出れなったですがそこはどうでしたか?

 斎藤:ほんまに僕が色々迷惑を掛けたりしていたので、(前野)圭吾にはほんまにずっと支えられていて、学校中も部活中もプライベートでもずっと支えられていたので、そういう面ではほんまに感謝しかないです。

ーー高校で出会ったんですか?

 斎藤:そうですね、たまに喧嘩とかもしたんですけど、それもいい思い出です。

ーー3年生の思い出を教えてもらえますか?

 斎藤:3年生がマネージャーを合わせて7人なんですけど、毎日練習したりテスト期間中に3年だけでボールを蹴ったり、みんなでバーベキューをしたりして日々充実していました。

ーー選手権の目標はどこまでいきたかったですか?

 斎藤:取り合えず選手権は4回戦を目標にしていて、4回戦で香里ヌヴェール学院とやりたかったんですけど、一試合一試合勝って行きたいって思っていました。

ーー前野君は斎藤君にキャプテンを直前で任されてどうでしたか?

 前野:やっぱり元々キャプテンが支えてくれて来たチームなので、僕がキャプテンになったけど支えてもらっていたし、信頼していたので色々複雑な感情でした。

ーー怪我で試合に出れなかったのは悔いが残りますか?

 前野:インターハイも選手権も怪我で結局出れなくて、それでも出たい気持ちも強くて。それでもチームメイトが戦ってくれたので悔いはないです。

ーーこの後も2人はサッカーは続けていきますか?

 斎藤:プライベートではやっていこうと思っています。何人か集めてフットサルもしたいです。東総にも顔を出したいと思います。

(文・写真=会田健司)

▽第100回全国高校サッカー選手権大阪予選
第100回全国高校サッカー選手権大阪予選