3回戦で2ゴールの活躍をみせたMF小西奏汰
選手権大阪予選、2回戦で大阪学芸を下し3回戦では日新に6-1で大勝した大冠。高田真光監督が「横の繋がり、顧問と選手の信頼関係だったり、そういうチーム力が売り」というチームで背番号10を背負い攻撃陣を引っ張りるのがMF小西奏汰だ。3回戦で2ゴールの活躍をみせたそのMF小西に試合後話を聞いた。
ーーまず今日の試合を振り返ってもらえますか?
前半から速いプレスを前からかけて、「前半で試合を決めよう!」とやっていたので、しっかり前半から4点決め切きれて、後半1失点あったんですけどそこは反省点です。
ーー1点目と2点目は小西のCKからでしたが感触は良かったですか?
はい、良かったです。調子が良かったです。
ーーインスイングのボールでしたがどういう狙いで蹴っていましたか?
中に合わせているんで状況によって変えています。今日はGKの前を狙ってみんながなだれ込むイメージでした。
ーー選手権に向けてはどういう意気込みで臨んでいますか?
やっぱり選手権の為に3年間やってきたみたいなところもあるので、その為に走ってきたし行けるところまで行きたいです。
ーー3年生になって意識が変わったところはありますか?
上の代がめっちゃ良かったので、自分たちの代になってスタメンがで8人9人入れ替わったので、「自分たちでやっていかないと」って意識は強くなりました。
ーー2年生の時はAチームの試合に出ていましたか?
出てはいたんですけど、スタメンではなかったです。
ーー今は攻撃の中心になっているように見えましたが?
そうですね、僕と9番の子(MF脇直輝)がシャドーなので攻撃の起点にならないといけないと思っていますし、そこが機能しないと攻撃自体のクオリティーが下がってしまうので、そこに対しての責任感はあります。
ーー監督さんが「オオカンらしく戦う」と仰っていましたが、「オオカンらしさ」とはどういうところですか?
出ているメンバーがみんなで声を出すのもそうなんですけど、ベンチもそうで。今はコロナであまり出せないんですけど、オオカンはAもBも関係なくチーム一体となってやるっていうのが「オオカンらしさ」で、上の代からの伝統で受け継いできたので、それは途切れさせる事無く受け継いでいくのが大事だと思います。
ーー高校を選んだ理由を教えてもらえますか?
先輩が何人かいて聞いてはいたんですけど、サッカーで選んだわけではなくて、入ってみて「めっちゃ良いところやな」って気付いた感じです。
ーー個人のプレーでこだわっているところを教えてくれますか?
ドリブルで仕掛けるところです。1.2年の時はボールを持ち過ぎてしまうところがあったんですけど、高槻の選抜に行った時に「持ち過ぎ」と言われたりして球離れを早く変えたりしました。あとは縦に仕掛けるところだったり、ロングボールで逆サイドに展開する時のキックの質は結構こだわってやっています。
ーー目標にしている選手はいますか?
あんまりサッカーを観ないんです(笑)。なのであまりいないです。
ーーサッカーを好きになったきっかけは何だったんですか?
たまにガンバの試合をお父さんに連れて行ってもらったりしていたんですけど、誰が好きっていうのはあまりなくて、色んな選手の良いところを参考にしてっていうのはあります。
ーー高校に入って変わったところはありますか?
中学校の時は戦えなかったんです(笑)。走れなかったり。正直1.2年の時まであまり走れなかったです。でも新チームになってめっちゃ走るトレーニングをしてきて段々走れるようになってきました。1.2年の時もやってはいたんですけど、身体がやっとついてきたって感じです。
ーー最後に次戦に向けて意気込みを教えてください。
4回戦はレベルが上がると思うんですけど、自分たちは4回戦を勝つ為にやってきた訳ではないし、5回戦6回戦でもっと格上の1部とかプリンスのチームとやって勝たないとやってきた意味がないので、次は勝つこともそうだしその中でもその先に繋げられるような試合に出来たらと思います。
(文・写真=会田健司)
▽第100回全国高校サッカー選手権大阪予選
第100回全国高校サッカー選手権大阪予選