インターハイで履正社にPK戦で敗れた悔しさを晴らした槻の木GK岡田健太郎
選手権大阪予選4回戦でアサンプションにPK戦で勝利した槻の木。槻の木はインターハイ5回戦で履正社を相手に前後半を0-0で終えるという大健闘をみせ惜しくもPK戦で敗退していた。この試合でも序盤からアサンプションに押されながらも安定したキャッチングとセービングでゴールに鍵をかけ続けた槻の木のGK岡田健太郎。今回はPK戦に勝利し「PKだけじゃなくて、あれだけセットプレーもあって全部止めてくれて、この子のおかげで勝てました」と鈴木勝己監督も絶賛したそのGK岡田に試合後話を聞いた。
ーー見事な勝利でしたが試合を振り返ってもらえますか?
相手チームがやっぱり注目されているチームだったので、僕たちはチャレンジャーの気持ちで守備からしっかり点を取られないことを意識してやっていました。
ーーCKやセットプレーも多かった中、キャッチも安定していて守備範囲も広かったですね?
そうですね、僕らはチームのスタメンの身長が小さい方なので、僕がやっぱり手を使える分前に出た方がいいと思っていました。"ダメかな?"って時もあったんですけど、期待されている分頑張りました。
ーーインターハイの履正社戦の時も試合には出ていましたか?
はい、出ていました。その時は止めれなくて悔しい想いをしたので、今日は止めてやろうと思っていました。
ーーPKの準備はしていましたか?
PKはもうGKコーチの人に一回一回指導してもらっていて、自分の形を作れてその形に持って行けたので良かったです。
ーー履正社戦の経験が活きましたね?
はい、活きました。
ーーPK戦に入る時の心境を教えてもらえますか?
やっぱり履正社戦の事が頭をよぎったんですけど、でも"今度こそ!"っていう気持ちの方が強くて、気持ちの部分で相手に勝っていたのかなと思います。
ーー最後シュートを止めた瞬間の気持ちはどうでしたか?
めちゃくちゃ嬉しかったです。これも履正社戦の話になるんですけど、やっぱりみんなに期待された状態で止められなかったので、安心感と"みんなが喜んでくれている"っていう事への喜びが一番でした。
ーー中体連出身との事ですが、GKはいつから始めたんですか?
一番最初にやったのは小2で本格的にやり始めたのは小3.4ぐらいです。
ーー身長も伸びたとの事でしたが?
そんなに急にグッと伸びた訳ではないんですけど、段々成長期が長くて伸びてきました。
ーーでは次戦に向けて意気込みをお願いします。
次も強い相手だと思うんですが、僕らはいつも5回戦止まりなので、先輩たちが超えられなかった壁を超えられるようにしっかり準備して頑張りたいと思います。
(文・写真=会田健司)
▽第100回全国高校サッカー選手権大阪予選
第100回全国高校サッカー選手権大阪予選