AT+3分にCKからヘディングで決勝ゴールを叩き込んだ大冠MF山本慎二
選手権大阪予選4回戦、1点ビハインドで試合時間残り1分+ATから2ゴールを決めて大阪朝鮮高級学校を3-2で下した大冠。その試合のAT+3分にCKからヘディングで決勝ゴールを叩き込んだのがMF山本慎二だ。「人間的にも賢くて、今求められている事を理解できる。2年生ですけど外せないチームの柱です」と高田真光監督も絶賛するMF山本に試合後話を聞いた。
ーー凄い試合でしたが振り返ってもらえますか?
2点差を付けられてしまったんですが、オオカンってチームは諦めないところが良いところだと思うし、諦めない事で1点いけて、その後に追い付けて、最後に"ドカーン"って行きました!
ーーリードを許す展開で焦りはなかったですか?
少しありました。前半2点決められて、前半の内に1点返したかったんですけど返せず、「後半3点取ろう!」ってみんなで声を掛け合って、それが力になっていけたと思います。
ーー2点目のFKが大きかったと思うんですけどあの時はどんな気持ちでした?
超嬉しかったです(笑)。ほんとに超嬉しかったです。
ーーそれで3点目に繋がってゴールを決めましたが、あのCKの時はどういう気持ちでしたか?
僕は2年生なんですけど、3年生の引退がかかっていて、ほんまに嫌なんで。まだ一緒にサッカーがしたいので。まだ2年ですけど、2年間の力を振り絞りました。
ーー監督さんが山本君は戦えるようになったと仰っていたんですけど自分ではどう思いますか?
高田先生のおかげで、自分のメンタルだったり、技術面も教えてもらって。やっぱり先生のおかげです。
ーー高校に入ってからどういうところを頑張ってきましたか?
とにかく1対1の球際や、メンタルが大事だと思ってます。自分は中学校の時はサッカーも上手くなくて、1対1も負けていてしたんですけど、高校に入ってからはそこを高田先生と一緒に練習してきました。
ーー公立ということで色んな期待を背負っていると思うんですがどうですか?
やっぱり公立で名を広げたい。「オオカン上行ってるんや。公立やな」って思われないといけないと思うので、この選手権でもっともっと勝って、オオカンの名を広げて、僕が3年生になった時に色んな人に入ってもらいたいですし、みんなにオオカンって名を知ってもらいたいなと思っています。
(文・写真=会田健司)
▽第100回全国高校サッカー選手権大阪予選
第100回全国高校サッカー選手権大阪予選