戦況を見つめる桐生第一・田野豪一監督

 11月20日、高円宮杯 JFA U−18サッカープリンスリーグ2021関東の第16節、昌平(埼玉)対桐生第一(群馬)の一戦が行われた。試合は序盤から一進一退の攻防を繰り広げるも、後半に1点を奪った桐生第一が昌平の反撃を振り切り、1-0で勝利した。

 桐生第一・田野豪一監督はゲーム後、「今日はプレスも効いて、選手たちの気持ちも乗っていて、ボールを回すことを恐れずにしっかりできた。相手のプレスも上手く剥がせた。そこは非常に良かった」と振り返り、「2日後の選手権群馬予選の決勝へのモチベーションが功を奏した形になった。それがよく出た試合だった」と続けた。

 2日後の群馬予選決勝を控えたプリンスリーグの試合は「立ち位置が難しい試合だったのでは?」と聞くと「正直、群馬予選は点差が開く試合が多かったので、厳しい試合をしたかった」と前向きに捉えたという。

 ハーフタイムには「前半は悪くなかった。今の形をしっかりやろう」と選手たちに伝えたと言い、今日のゲームで光っていた選手は誰かという質問には「全員頑張った。今日は全員です」とコメント。

 リーグ戦終盤で勝点3が奪えたことは「他のチームの結果にもよりますが、かなり大きいと思います」と話し、群馬予選決勝への意気込みを聞くと「今日の試合は昌平さんを“仮想・前橋育英”に見立てたゲームでもあった。決勝に向けていい準備はできた。後は選手たちが頑張るだけ」と力強く語った。

▽高円宮杯 JFA U−18サッカープリンスリーグ2021関東
高円宮杯 JFA U−18サッカープリンスリーグ2021関東