12月5日、高円宮杯 JFA U−18サッカープレミアリーグ2021 EASTの第18節、FC東京U-18(東京)対青森山田(青森)の一戦が行われた。試合は青森山田が序盤から主導権を握り、前半31分にFW渡邊星来のゴールで先制。前半終了間際にもMF藤森颯太のゴールで2点目を奪った青森山田が、FC東京U-18に得点を許さず2-0で勝利した。

　青森山田の黒田剛監督はゲーム後、「前半に2点取れたことは良かった。あまり良くない時は、変なPKとか変な失点をしてしまい、試合をやりにくくしてしまうことが多いので、10分から15分は入り方を間違えないようにした」と話し、「FW田澤（夢積）なども昨日まで歩ける状態じゃなかった。FW名須川（真光）も体調が良くない。両SB（大戸太陽、多久島良紀）もケガなど、ウチはコンディションが良くない。大変な状況で今日のゲームを迎えたが、これも1つのポイントとして、次戦の横浜FCユース戦に向けコンディションを整えたい」と続けた。

　先制ゴールを決めた渡邊星来の好調さに触れると「前節の柏レイソルU-18戦も含めて、やっぱりしばらく試合に出ていなかった悔しさというのがあると思う。もう少し名須川とのコンビネーションが合ってくるといい」とコメント。

　DF中山竜之介とMF小野暉のSB起用については「ゲームでやってるうちに慣れてきてはいるが、互いに入れ替わってしまったりとか、クリアミスから拾われたり、バックパスの精度が低かったりなどがある。次節のリーグ戦や選手権の試合では、そういうミスが致命傷になるので、そこはもう少し詰めないといけない」と改善点も示唆。さらに被シュートがゼロだったことにも触れ「ゼロで行くことがウチのコンセプトの1つでもある」と話した。

　次戦の横浜FCユース戦に向けて「まずはリーグ優勝をしなければならない。ここは何が何でも取りに行くつもりでやりたい。先に失点すると、取り返して逆転するのは至難の業。点を取られずに先制することが重要。次の試合もこのプランで」と意気込みを語った。