1月4日、第100回全国高校サッカー選手権の準々決勝第1試合、東山(京都)対青森山田(青森)の一戦が等々力陸上競技場で行われた。試合は東山が前半16分に1点を奪いリードするも、青森山田は前半アディショナルタイムにPKで同点に追い付く。後半13分に1点を勝ち越した青森山田がそのまま逃げ切り準々決勝へと進出した。

　先制しながらも惜しくも逆転負けを喫した東山の福重良一監督は試合後「インターハイの王者、プレミアEASTの王者に対して、胸を借りるのではなく本気で勝ちに行く準備をしていた。いかに青森山田の黒田監督を焦らせてやろうと思ったが残念だった」とコメント。

　今日の布陣について聞かれると「インターハイについては正直、自分たちのやれることをやってみようとトライしてみた。その結果を分析して、後ろの枚数を増やしてカウンターを狙っていくという戦い方が、失点のリスクを減らし、得点の確率を上げる方法だということに至り、この戦い方になった。1失点は仕方がないと思っていたが、2失点してしまいその後にギアを上げたが点を取ることができなかった。選手たちはシステム変更について覚悟を持ってやってくれた。私の力不足」と説明した。

　この日の左バックに入ったDF仲里勇真を青森山田が嫌がっていたのではないかと聞かれると「ただ少し下がり過ぎていたので、こちらとしては納得していない。もう少し前に出て欲しかった」と話し残念がった。

　準々決勝のゲームで通用した部分、足りなかった部分を問われると「時間帯は少なかったが中盤でボールを動かすのとリスタートは通用した部分。ただ、もっともっとボールはつなげたし、もっともとセットプレーで点を取らなければいけなかった」と語った。

▽第100回全国高校サッカー選手権
第100回全国高校サッカー選手権