勝利に喜ぶ昭和第一学園DF3三井凌

 1月16日、令和3年度東京新人戦(新人選手権大会)第7地区準決勝、昭和第一学園明大八王子の一戦が行われた。試合は前半をスコアレスで折り返すも、後半に昭和第一学園が2得点を奪い明大中野八王子に勝利。関東高校サッカー大会東京予選への出場権を獲得するとともに、決勝へと駒を進めた。

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 この試合に勝利した昭和第一学園の守備の要、DF三井凌はゲーム後、「明大中野八王子さんは、常に大事な試合で当たる相手。そういう意味でも強い気持ちを持って試合に臨んだが、立ち上がりに攻められてしまったことと先制点がなかなか取れず、硬い入りになってしまった。そんな中で後半で1点を取ることができ、自分たちにも火がついた。2点目も取ることができて結果的には良かったかなと思う」とコメント。

 前半にも点を取れるチャンスがあったのではと聞くと「もっと早く点を取れる場面はあったが、自分たちのサッカーは、蹴るだけではなく、つなぎから崩しての得点を強みにしている。そこの部分で点が取れたのは大きい」と答えた。

 チームとして初の関東高校サッカー大会東京予選出場については「自分たちは強いチームではないが、学校の先生たちなど多くの方たちの支えがあって活動ができている。ここまで勝ち進めたのもそういう支えがあったから。まずは学校関係者の方々に感謝したい」と思いを述べた。

 準々決勝後に上積みしてきたことに触れると「前回の桐朋戦ではシュートがなかなか入らなかったので、シュートの練習はみんなでやった。それと利き足だけではなく逆足でも決めるというところで、しっかり枠内に入れることを意識した。フィジカルの面でもヘディングや走り負けもしない自信がある。そこはチーム全員でトレーニングしてきた」と胸を張る。

 新チームの特徴などは「一人ひとりのまとまりがまだ無く、全然強いチームではないがここから一戦ずつ勝っていって、自分たちのチームをもっともっと示したいと思う」と話し、次戦に向けては「学校関係者の方々などの支えがありここまで来ることができた。自分たちはいい振る舞いや結果を残して、学校関係者の方にしっかり応援されるようなチームになりたい。次も勝ちたい」と意気込みを語った。

▽令和3年度東京新人戦(新人選手権大会)第7地区
令和3年度東京新人戦(新人選手権大会)第7地区