選手たちに指示を送る大冠の高田真光監督

 2月20日、令和3年度大阪公立高校プレ大会の決勝トーナメント2回戦が各地で行われ、摂津vs大冠は、前半終了間際に先制した大冠が後半終了間際に2点を追加し3-0で勝利した。勝利した大冠は3回戦で東淀川と対戦する。

 ゲーム後、大冠の高田真光監督は「ピッチコンディションが悪かったので、割り切ってやる部分を徹底するように試合前から言っていましたので、そこを選手たちが最初から最後までしっかり表現してくれて、いいゲーム運びが出来たなと思います。前半に1点をとっても、後半にまた気を引き締めて、デュエルの部分や競り合いの部分で練習通りやってくれたので、セカンドボールを拾えたりいい攻撃が出来ました。失点をしなかった事がラスト5分での2点の追加点に繋がっていったと思います。学級閉鎖になった学年もあって、メンバーも変わって普段やったことのないポジションで試合に出た選手もいたんですが、慣れない中でも上手く対応してやってくれました」と試合を振り返った。

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【マッチレポート】令和3年度大阪公立高校プレ大会 決勝トーナメント2回戦 摂津 vs 大冠

 快勝した中での課題を聞くと「今日は試合前から、『心は熱く頭は冷静に戦ってほしい』と言っていました。練習ではボールが来る前から1手2手先を見れている選手が多いんですが、試合で"戦うぞ!"となった時にどうしても視野が狭くなって、ボールウォッチャーになったり視野が狭くなる選手が多いので、今日も多少は改善出来たんですが、もっと落ち着いてやるところと思いっきりやるところの判断の質を上げられたら」とコメント。

 次戦に向けては「うちは一戦必勝でやっているチームなので次の対戦相手に向けて、期間は短いんですが一つ一つ準備して、120%で戦っていきたいと思います」と意気込みを語った。

 (文・写真=会田健司)

▽令和3年度大阪公立高校プレ大会
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