日本高校サッカー選抜・仲村浩二監督

 3月6日、静岡県草薙陸上競技場にて「第37回静岡県ヤングサッカーフェスティバル」が開催され、静岡県ユース選抜対日本高校サッカー選抜の一戦が行われた。試合は日本高校サッカー選抜が2-1で静岡県ユース選抜を下した。

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 この日のゲームで日本高校サッカー選抜の指揮を執った尚志の仲村浩二監督は試合後「前回のNEXT GENERATION MATCHではシュート数は相手を上回っていたが得点を奪えなかったので、今日のゲームでは必ず点を取って勝つということをテーマにしていた。(FW福田)師王が点を取ってくれて良かった」とコメント。

 選手間の連携などを含めチームの状況については「3年生は卒業式などもあって選手の集まりも良くなかった中、トレーニングの通り守備の徹底が図れた。前回の試合は背後を取られたが、今日の試合では(チェイス・)アンリがしっかりラインをコントロールして、DF川副(泰樹)もいいコンディションで臨んでくれた。いい守備ができていたのでいい攻撃が生まれたと思う」と話し、「守備が安定すればサイド攻撃は彼らの特徴なので、それがハマってくれた」と続けた。

 先制点を生んだDFチェイス・アンリのアシストについて聞かれると「彼は攻撃も好きな選手。(福田)師王とも仲の良いコンビなので、高い基準でやっている2人(の連携)が出たのかなと思う」と話した。

 静岡県ユース選抜の印象については「やはり全体的にテクニックがある。身体能力の部分では、学年が上の選手が多い日本高校サッカー選抜が上回っている部分があるが、最後の部分で守れるのは戦術がしっかりしているんだろうなと思う」とコメント。

 出場する「デンソーカップチャレンジサッカー」への意気込みについて聞かれると「まだコンディションが整っていないプレーヤーがいるので、この2日間でしっかり体を整えて、しっかりと結果を残したい。“攻撃サッカーを貫こう”というのがこのチームのテーマで、そこをモチベーションにしている。本当に点を取って勝ちたい」と意気込みを語った。