久保は積極的な姿勢を見せた(写真=多田哲平)

 オーストラリアに勝利してカタール・ワールドカップ出場を決めた日本代表は、その大一番から2日後の3月26日、千葉県内でトレーニングを行った。29日にはアジア最終予選の最終戦であるベトナム戦を控えている。

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 シドニーでの試合を終えて帰国した初日、オーストラリア戦後に途中離脱した板倉滉(シャルケ04/川崎フロンターレU-18出身)と遠藤航(VfBシュツットガルト/湘南ベルマーレU-18出身)を除く24名が参加。森保一監督が選手たちを集めて約5分ほど話をしたあと、練習は和やかなムードで始まった。

 オーストラリア戦に先発した長友佑都(FC東京/東福岡出身)、吉田麻也(サンプドリア/名古屋グランパスU-18出身)、南野拓実(リバプール/セレッソ大阪U-18出身)らは軽めの調整メニュー。鳥かご、アップ、パスメニュー、ランニングを終えると、室内に戻っていった。

 一方、その他のメンバーはさらに、4分の1ほどのコートでのミニゲームなどで汗を流した。

 とりわけ溌剌としたプレーを披露したのが久保建英(RCDマジョルカ/FC東京U-18出身)と旗手怜央(セルティック/静岡学園出身)のふたりだ。

 久保が巧みなテクニックからシュートを放つ積極的な姿勢を見せれば、旗手はスライディングでボールを刈り取るなどアピール。いずれもオーストラリア戦はベンチ入りしながらも出番を得られなかっただけに、次戦への出場意欲を感じさせた。

 また全体メニュー後には、久保、旗手、上田綺世(鹿島アントラーズ/鹿島学園出身)、原口元気(1.FCウニオン・ベルリン/浦和レッドダイヤモンズユース出身)が、GK谷晃生(湘南ベルマーレ/ガンバ大阪ユース出身)相手に、感覚を確認するようにシュートを打ち込むシーンも見られた。

(文・写真=多田哲平)