プレミアリーグWESTを戦う履正社イレブン

 昨年、プリンスリーグ関西で優勝し、プレミア昇格プレーオフを勝ち抜いた履正社は今年2015年以来のプレミアリーグを戦っている。開幕戦では鳥栖U-18に0-3で完敗を喫したものの、続く広島ユース戦で初勝利を挙げると、第6節を終えて2勝1分2敗(1試合延期)の暫定7位。ユース年代最高峰の舞台で堂々の戦いぶりである。

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 第6節C大阪U-18戦では2点を先行し初の連勝を目前にしながら終盤に追い付かれ2-2のドロー。しかし失点に関してはGK湯地駿介が怪我をしたタイミングで取られた1点目、代わりに出場したGK植野麟兵のクリアが相手に渡ってしまった2点目と少し不運な部分もあった。

 「それも含めてサッカーなので、その上で何が出来るかというところ。ミスはあったけれども、それも勉強だし。それで悔しい思いをすれば次は本物の努力をするし、"こんな感じでいけるだろう"と思っていたのが"こんな感じじゃダメなんだ"って思えば、ワンランク上の取り組みをしてくれるようになる。それがリーグ戦の価値だと思います」と試合後の平野直樹監督からはポジティブな言葉が続いた。

 それもそのはず。3連勝中だった好調C大阪U-18をあと一歩のところまで追いつめた戦いぶりは実に見事だった。

 「第3節の清水ユース戦では0-3から4-4に追い付いて最後のプレーで突き放されて。きょうは相手に助けられたところもあるけど、その時と比べれば最後守るべきところで守って、悪くても勝点1を取れたところは成長したと思います。リーグ戦としては勝点を取れたことが前進なので」

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▽高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022 WEST
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