内藤雅也監督はチームの底上げに手応え(写真=多田哲平)

 県立柏戦で先発した劉炫緯(3年)、鶴田航生(3年)、羽石海優(3年)の3トップは強力で、左の羽石と右の鶴田が打開し、劉がフィニッシュする形は迫力十分。ベンチスタートだった浅野哲(3年)も本来はレギュラーを担う実力者で、そのドリブルはチーム随一の鋭さを誇る。それ以外にも途中出場の佐藤勇悟(2年)、町田涼介(2年)も度々ゴールに迫り、存在感を示した。

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 3トップ以外でも中盤では南部佑成(2年)、宗篠琉之介(2年)など下級生が持ち味を発揮し出している。

 「全体のレベルは上がってきていますね。今年は、中学年代を率いている小林飛雄馬監督が高校年代のBチームも見てくれて、彼がしっかり指導してくれている。今日も1年生が3人メンバー入りしていますし、下からどんどん試合に絡める選手が増えてきている。AとBで紅白戦をやってもそんなに変わらないくらいにはなっています」

 内藤監督も戦力の底上げに手応えを掴んでいる。そうした下からの突き上げが、チームの成長につながっているのは間違いない。

 そんな充実一途の暁星国際がこの夏に挑むは、昨年度のリベンジだ。

 令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選では千葉明徳市立柏習志野といった強豪を次々に撃破し、決勝へと進出したが、全国出場をかけた大一番で流通経済大柏に0-6で敗れた。

 当時もレギュラーとして出場していた劉は「やっぱり悔しさがあって、もう一回決勝に出て、今度は勝ちたいなと思っています」という。

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▽令和4年度関東高校サッカー大会千葉予選
令和4年度関東高校サッカー大会千葉予選