日本 vs ブラジル(写真=徳原隆元)
日本は立ち上がりこそ、パスを丁寧につなぎつつ南野と伊東の積極的な仕掛けからブラジルのゴールに迫ったものの、徐々にボールを握られていく。
19分にはネイマールからのパスを受けたラフィーニャにシュートを浴び、26分にはFKでカゼミロにヘディングを許す。さらに27分にはこぼれ球を拾ったネイマールに際どいミドルシュートを放たれ、39分にはラフィーニャの鋭いFKでヒヤリとするシーンを作られた。
15本のシュートを浴びながら、権田の好セーブなどでこれを凌ぎ前半をスコアレスで終えると、後半は選手を入れ替えながら得点を目指した。
後半開始とともに原口に代えて鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト/東山出身)をピッチに送り、後半67分には最前線の古橋に代えて前田大然(セルティック/山梨学院高等学校出身)を投入。73分には両ウイングに堂安律(PSVアイントホーフェン/ガンバ大阪ユース出身)と三笘薫(ユニオン・サンジロワーズ/川崎フロンターレU-18出身)に起用した。
ところが、ブラジルの攻撃はやはり強烈。75分、ネイマールとリシャルリソンの連係でペナルティエリアに進入されると、リシャルリソンと交錯した遠藤のファウルを取られ、PKを与えてしまう。これをネイマールに決められ、リードを許した。
その後も三笘の突破力と前田のスピードを活かして反撃を試みた日本だったが、マルキーニョスやミリタンといった強固な守備陣を最後まで崩せず、結局0-1で終了。過去7戦で1分6敗の王国を、またも打ち破ることはできなかった。
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