日体大柏のDF柴田光琉(写真=多田哲平)
日体大柏をベスト4に導いたのは、ヘディングを磨き続けるCBの一撃だった。
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選の決勝トーナメント準々決勝・千葉敬愛戦。雷雨の影響で前半26分から約1時間45分の中断に見舞われた一戦で日体大柏は、ダイナミックな攻撃で幾度となくゴールに迫りながらも、得点を挙げられない時間が続いていた。
このままPK戦に突入か――、荒れ模様だった天候と同様に、そんな不穏な空気が流れていた。その重たい空気を振り払ったのが、DF柴田光琉(3年)だった。
延長後半5分、FW大江颯太郎(3年)が蹴ったCKに合わせてジャンプ一番、強烈なヘディングシュートをゴール左隅に叩き込んだ。苦しむチームを救う値千金の勝ち越し弾だった。
▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選