チームを率いる根引謙介監督(写真=多田哲平)
2015年に柏レイソルと育成相互支援を結んでから、総体予選を2019年に制覇、関東高校サッカー大会(プレミア所属の流通経済大柏と市立船橋は不参加)では、今年度を含めて4度の優勝。着実に実績を残す急伸校には、2強に割って入りつつあるとの声も挙がる。
「そういう声はありがたいです。ただ互角に戦うだけでなく、その2校を倒すことのほうがもっとインパクトはあったはず。そういう意味では、また冬に宿題が残ってしまったなと。今回の悔しさをそこで晴らせるようにやれたらと思います。
ただ千葉は簡単じゃないので、またそういう土俵に立てるように、良いモチベーションを頂いたので、これからも普段からしっかり頑張っていければと思います」
そう語る根引監督にとって、課題が見えた一方で、自信を深める大会となった。
「いま自分たちのやっているサッカーの中身の質、精度を当然ですが、高めていくことは課題です。攻守において主導権を握って戦っていけるように。方向性は間違っていないことが今回ある程度見えたので、もっと細かなところを突き詰めたい。そして、バックアップメンバーを含めて、ここからまた良い競争をして、今出ているメンバーだけじゃなくて、違う選手たちが出てきてほしいなと思います」
2強の背中は見えている。冬のリベンジへ、日体大柏のさらなる躍進に期待がかかる。
(文・写真=多田哲平)
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▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選