桐生第一戦を含めてここ4試合は2勝2敗と無敗。現在12節消化時点で4勝3分4敗(1試合未消化)の12チーム中7位。「好調」と言うにはまだ早いかもしれないが、なかなか勝ち切れなかった開幕当初に比べれば確かな進歩がうかがえる。ここからさらに上昇しそうな気配すらある。

　指揮官によれば、トレーニングの充実が結果につながっているという。

　「引き分けを2つ挟んでいますけど、練習を雰囲気良くやれています。特にうちはまだ下位なので、(桐生第一戦も)下位同士の戦いはなんとかしなきゃいけないということで、プレッシャーはありましたけど、でも選手たちは練習からすごくよく取り組んでくれました」

　次節は11位の市立船橋戦。柏U-18はこれに勝てば、勝点18となり、現在4位の前橋育英、5位のFC東京U-18と並ぶ。

　「また中3日なので、きついと思いますけど、こういうのも貴重な経験。そういうなかで自分たちが何ができるのか。それはやっぱり選手だけじゃなくて、我々スタッフも、良いイメージを持って、こだわりを持って、臨みたいです」

　そう酒井監督は意気込んだ。

(文・写真＝多田哲平)

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